このサイトがなにか参考になれば幸いです。

邂逅型の話

はじめに

「邂逅型」と題名にありますが、正確には「始めからオート化しているような状態で、コントロールの効かなかった存在」です。
出てきた状況が特殊ですが、参考になるかもしれないので書いておきます。

また、私は彼女を「タルパ」だと分類しています。
それを前提にお読みください。

紹介

今回話題に出すのは、常駐している内の1人、明望さんです。
彼女とは今年(2021年1月)で5年の付き合いになります。
元々は、私が物語の中に出る時に使うアバターでした。
今でも「私の分身」であり、私と同じ姿と声をしています。

また、私が「タルパ」というものを知った後に来た人でもあります。

出会った時の話

出会った時は、私の精神状態がとんでもなく悪かったです。
生まれて初めてストレスで吐きましたし、死ぬことばかり考えてました。
当事者の感覚ですけれど、とりあえず
「『人生どん底』と思うレベルで辛かった時期の事」
と思ってもらえれば…。

出会うまで

そんなヤバい時期に来た明望さんでしたが、私は彼女が来る事を全く想定していませんでした。

【紹介】で書いたように、明望は「自分のアバター」でしたが、それは見た目だけの話です。
出会った時点では「見た目はこんな感じかなー」と、プリントに落書きした絵が1枚あっただけ。
性格、名前、その他諸々、決まってない事だらけでした。
私は「キャラを考えると動くタイプ」ではありますが、流石に見た目を考えただけでは動きません。
そもそも、「新規でキャラを作る」という考えすらありませんでした。
言うなれば、「適当に書いた設計図を途中放棄してたら、完成品が出来てた」状態です。

そんな初期の明望さんは、どんな感じだったのか。
一言で言うと「危ないヤンデレ」でした。
まず、初対面の時点でグイグイ来る。
「私の事見てください。私を愛してくださいよ。ねぇねぇねぇ」って感じ。
しかも、最初の一言が「私を殺してください」だったから、もうドン引きです。
何より怖かったのは、当時は初対面では上手く会話ができないのが普通だったのに、それをすっ飛ばしてスムーズに喋っていた所です。
「私のコントロールの外だ」と感じました。

何をしていたか

さて、ここまで読んだ人の中には「タルパの暴走」を連想した人も居るかと思います。
私も近いと思うのですが、暴走において危惧されている「タルパーに危害を加える事」はしてきませんでした。
むしろ、何もできない私の代わりに、暴れたり、泣いたり、ブチ切れたりしていました。
(もっと言うと自殺未遂もしてます…)
完全に「私が処理できない感情の肩代わり」をしていました。
今思うと、ギリギリだった私を守るために出て来たのかもしれないです。

現在に至るまでの変化

初対面時は「ヤバい人」だった明望ですが、今はまあまあ普通の範囲に収まっています。
コントロールの外にあった訳ですが、会話はできますし、話を聞かない人ではないので、付き合って行くのは大変ではなかったです。
また、これは後述するのですが「私と明望の精神状態は連動している」ので、私の精神状態が回復すると共に丸くなっていった所もあります。

何か他のタルパとは違うのか

名前を自分で決めた

うちでは、明望以外は漏れなく私が名前を付けています。
明望だけは、初対面は「名無し」で、少し後に自分で名前を決めました。
「明望」という名前は「かっこいい名前を考えてみよう」と思った時に思いついた名前の1つでした。
元から私の頭の中にあった名前でしたが、それを勝手に引っ張り出して自分に付けたので、かなり驚きました。

優先順位が極端

初対面の時からですが、優先順位が
私>>>[越えられない]>>>その他
です。
他にも私を大切に思ってくれるタルパは居るのですが、彼らと比べて明らかに極端です。
私を助けるためなら、他を犠牲にするのもいとわない、私以外眼中に無いって感じです。

精神状態が私と連動してる

私の代わりに暴れる、泣く、怒るといった事をします。
自覚は無いけれど、明望の状態を見て「私は泣きたいのか」「今、辛いんだ」と気づく事があります。

姿、声が完全に一緒

明望以外にも「元アバターの分身」は居るのですが、そちらは「髪型が同じだけの他人」で、身長は違いますし、目付きも違います。
けれど、明望は姿は完全に私と一緒で、声も私と一緒です。
録音した自分の声を聞いたら「明望の声だ」と思うレベルです。

自分なりの考察

色々思う所はあるのですが、いくつか上げると、「1人の人間が分裂したみたい」「『こうしたかった』という理想の自分」「押し殺してきた自分」「桜庭オルタ」といった感じです。
とりあえず、精神状態がヤバすぎた結果、正気を保つために自分から切り離された存在がベース、だという認識です。
5年間過ごす内に、色んな経験をして変化して来ているので、あくまでベースであり、現在は違う要素も含んでいると思われます。
それでも、未だに「感情の肩代わり」が起きているので、「私の正気を保つ」という役割は継続していそうです。

明望はタルパなのか?

結論から言うと、私は明望の事をタルパだと思っています。
ただ、我が家の大半とは違う経歴だとも思っています。
我が家の多くは「『タルパ』を知る前から存在した人」であり、「IFからタルパになった人」だと分類しています。

明望の場合、元々が「自分から切り離した存在」です。
また、私が「タルパ」という情報を知ってから初めてやって来た人です。
私が意図してないとはいえ、「タルパ」という情報から、何らかの影響を受けている可能性はあります。

なので、私は明望を「切り離された存在からタルパになった人」又は、「初めからタルパとして来た人」だと思っています。
(細かなタルパ観については、別記事で語ろうと思います。)

明望的にはどうなのか

以下に本人に聞いた事をまとめておきます。
※明望は私の事を「我が主」と呼んできます。

Q.自分の事どう思ってるの?

A.「我が主の身代わり」だと思っています。
これは、「私が身代わりにされた」というよりも、「私自身が望んで身代わりになった」という認識です。
初めて出会った時は「この人を守らなければ」という思いが強かったです。
今でもその思いはあります。
何故そう思ったのか、と聞かれると…自分でも分かりません。
一目惚れですね。
メタな視点で考えれば、「生存本能」でしょうか?

Q.感情の肩代わりについて

A.自覚はあります。
本人が自覚していなかったり、無意識に押さえ込んでいる部分を、私が表現して指摘している感じですね。
「なんで気づかないんですか。バカ」と。
何故か、本人よりも本人の事が分かってしまうので。

Q.他のタルパと違いは感じるか

A.「我が主の分身である」という点で自身が特別だとは思っていますが、その他に対しては特に違いを感じていません。

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