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創れるタルパの数

創れるタルパの数

倉文式のタルパの作り方は1名(1体)のタルパだけをじっくり育てる場合を想定して書いてあります。これは私のところでタルパ扱いしている思念体がいまだに1名のみで、増やしていないというのが主な理由で、私には複数同時に創ったり、複数のタルパと同時に暮らすことについて実体験を伴った話を書けないからです。

うちでタルパの数を1名にこだわり増やすことをしないのは、単に私の主義や好みや倉文家のタルパの性質の問題であり、実際には複数のタルパを同時進行で創り始めるタルパーさんや、時間的な間隔を開けて複数体のタルパを創っていく方もいて、中には最終的に100名超えの大所帯を形成するタルパーさんもいらっしゃいます。

その辺を踏まえて、タルパを複数作ることへの私の考えや感想、「同時に複数のタルパを作るのはどうなのか」「何人まで作れるのか」などその辺の疑問点への推測などを書いていこうと思います。

タルパを何人まで作れるのか

これはかなり個人差の大きいところだと思います。創造型のタルパの場合、1人から始めて、数週間や数ヵ月のスパンで少しずつ人数を増やしていくのがツイッターで比較的よく見かけるパターンで、
3人で止まる人、5人くらいで止まる人、9人くらいで止まる人、増えても20人行かない人もいれば、100人以上まで増え続けるひとなど色々見かけます。

タルパーの対人スキルや記憶力による制限

タルパのことを「人間的な個性のある他人」としてとらえるなら、まずそもそも多数の人間のことを記憶して人間関係を維持することが苦手なタイプの人にとっては、数十人以上のタルパを作って関係を維持するのは相当困難なことでしょう。なので、その辺のもともとの人付き合いに関する能力によって最大数はかなり左右されるだろうと予想しています。

私は他人のことを覚えて見分けるのがかなり不得意なほうなので、一度会った程度の他人のことを長いこと覚えていられる人間が存在していることは信じがたいですが、でも実際にそういう能力を持った人物というのはたまにいます(そして得てして本人は自分が特別に優れた対人認識力や記憶力を持っているとは気付いていません)。
ですから、もしあなたが友達を100人作って維持するのが容易なタイプ(ちょっと会った程度の人をよく覚えておけるタイプ)なら、少なくとも記憶力の点ではタルパを多数作ることにあまり困難が無いかもしれません。そうでない場合は、数人~十数名程度で増やせなくなってくるのではないかと思われます。
もちろん、最終的に自分に必要な数だけ作れれば何の問題も無いわけで、たくさん作れそうな人でも自分の創れる最大数を目指す必要は特に無いと思います。

タルパーの記憶力以外に問題が発生するとしたら、あとは「居場所や時間の問題」「エネルギー面の問題」、あと「タルパ同士の関係性の問題」が思い浮かびます。

物理的な居場所や時間による制約

タルパは現実空間のその辺に存在しているように関わるものなので、複数人いると物理的に狭すぎるとか居場所が無い、タルパーがタルパと個別にやり取りする時間が少なくなってしまう。騒がしすぎる、全員を把握するのが難しすぎる、などの問題が考えられます。

これは、例えばダイブ界や依代の中などにタルパが移動できるようなシステムを採用している家では、タルパーの近くにいるタルパの数を1~2、3体に限定して他に退避してもらい、ローテーション(交代制)を組むなどして対応しているのを見かけます。

エネルギーの問題

倉文式ではタルパが何のエネルギーを使って活動しているのかをあまり掘り下げていないので、ここは人によるでしょうが、例えばうちの家ではタルパーが食べ物から摂取した熱量によってタルパが活動していることになっています。もしタルパにタルパー側からなんらかのエネルギー供給が行われている場合(たとえそれが無意識に行われていたとしても)、タルパを増やしていくとタルパに必要なエネルギーが増えていったり、タルパ1人当たりの得られるエネルギー量が少なくなることが考えられます。
タルパのエネルギー源として自前の有限なエネルギーを使用しているタルパーだと、タルパが増えすぎてエネルギー不足に陥る可能性を考慮したほうが良いと思います。

2人目をつくり始めようとしたときに、頭痛や体調不良が(一時的な現象の可能性もあり)起こるという話は見かけるので、もしそういうことが起こるならエネルギー面に問題が無いか考えてみる必要があるかもしれません。

我が家の場合だと、家のIF(イマジナリーフレンド)(ここではダイブ民を含む)に関してはあまり維持にエネルギー的なコスト感が無いというのがあり、「タルパには肉体的なエネルギーを使用している」という家の設定や感覚などがコストとして感覚に反映されている可能性もあります。

もしかしたら、大地のエネルギーや大気に満ち溢れている「気」など別のものをエネルギー源にしておけばエネルギー問題を回避できるのかもしれないなとちょっと思っています。ただ、私は試していないのでよくわかりません。

タルパ同士の関係性

「先住タルパが、家にタルパが増えることについてどう考えているか」は尊重したほうが良いと思います。
もちろんタルパとあなたの関係性にもよりますが(例えばタルパーの意見がめちゃめちゃ通りやすいパワーバランスや上下関係などのハッキリした関係性ならタルパーがゴリ押ししてもあまり問題にならないかもしれない。もし対等だとか恋人関係だとか、家族や友人関係なのであれば、家に住人を増やすことに関して先住タルパの意見を考慮しないことはもしかすると喧嘩の発生や、それを回避するためにリアリティを損なってしまうことに繋がるかもしれない)、作り始めてから揉め事が発生すると大変でしょうからあらかじめよく話し合っておきましょう。
先住タルパが新人タルパが増えることに好意的であればとくに問題は無いでしょうし、もし否定的な立場であれば、説得して納得してもらえない限り無理に増やすのはやめておいた方がいいんじゃないかなぁと思います。タルパにあなたと同じくらいの発言力や権力を持たせている場合は、先住タルパにとってタルパが増えることに何かいいことがあるのか?少なくとも損をしないか?という観点もあった方が良いと個人的には思います。

あるいは、あなたの家のタルパーとタルパの関係が、社長が被雇用者を選ぶような関係性で、社員の増員や入れ替えがもともと想定されるような関係性なら、もしかしたらトラブル無くタルパを増やしたりできるかもしれません。その場合でも、社員同士の人間関係のトラブル発生にもしリアリティを見出しているとしたらトラブルは起こるかもしれませんし、全員柔和で温厚な性格なのでそういうことは起こらないということも、全然おかしくはありません。
一般的に考えてどうとかではなく自分に必要なリアリティのラインで想像してみてタルパの増員が可能かどうかを検討するべきだと思います。

そして、ここまでずっと、タルパ同士の資源争いや権力闘争、嫉妬などのトラブルを回避する方向で書いてきましたが、実はそういうのが起こってはいけないというルールがあるわけではなく、そこらへんも個人の感性の問題というか、ただ私がもし自分の家庭内でそういう揉め事が起こるとしたら嫌なので回避しているだけで、誰もが絶対回避しなければならないものか?と言われるとどうなんだろうなー?という感想です。
一つ言えるのは、タルパを増やしたことによるご家庭トラブルを全世界に公表するとよく思わない人が出てくるというところで、もしネット上に家庭事情を全部公開していく予定なら、そういうタルパーの行動によるお家騒動はあまり好まれないというか、残念ですが攻撃対象になる場合がある点に注意が必要です。なぜ攻撃対象になるかの理由は一応推測しているのですが話が長くなるので別の機会に書こうと思います。

タルパを同時に複数育てることはできるか?

これはおそらく可能です。同時に複数のタルパを作ることでオート化が促進するという話も見かけます。もしかすると、タルパ同士の会話など、タルパーと二人きりでは発生しないシチュエーションが起こり、初期の頃から色々な会話ができることによるのかもしれません。同時に始めることでオート化の程度や力の差を少なくするメリットがありそうなような気もします。

順番に時期をずらして作った場合でも、2人目以降の成長が最初のタルパよりも早いというのはよく聞く話です。

もし複数のタルパが必要なのであればチャレンジする価値はあるかもしれません。ただ、どういう問題が起こりそうかは私はやっていないのでちょっと想像しきれないというのと、先ほども書いたようなタルパ同士の関係性のことは同時に育てた場合も考える必要があるだろうとは思います。
もしかすると、初期の段階で家庭内の人間関係に関するルールを少し細かく整備するとか、自分が何かあったときどのように行動するかをあらかじめ決めておいた方がよいかもしれませんね。

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