はじめに
視覚化ができないと悩まれている方は多いと思われる。
まず最初からタルパを見ようとするのではなく、イメージを見る「目」を作るというのが当手法の肝である(はず)
簡単にこの手法を言葉にするのならば、
「後ろにも目をつけろ」
である。
まず目を閉じよう
とはいえいきなり後ろにも目をつけろと言われても「後ろに目なんてねえよ」と言われるだろう。
なによりもまずは前から見れるようにしなくてはならない。「前は見えてるよ」と言いたいだろうが、目を瞑って前を見られるだろうか?
見られる人はこの項目を飛ばしていただいて構わない。
目を瞑って前を見るというのは、いままで肉眼で見ていた風景をイメージで再現して見るということだ。
なにも壁のシミまで再現する必要はない。
最低限、物があった位置に大体同じサイズの無色の箱が置かれているくらいの解像度で構わない。
これができない人はまずは手に何か持って、それだけを見るところからスタートするべきだろう。
では前が見えたら後ろだ。
後ろにも目をつけよう
後ろにも目をつけるというのは、上記のことを後ろ側でするということだ。後ろをイメージで再現するのだ。
最初はお風呂場、トイレといった狭い空間か自室といった見慣れた空間がおすすめだ。
これも壁のシミまで見る必要はない。なんなら小物は無視して、棚やベッドといった大き目かつそうそう動かさない家具の位置に箱がおかれているくらいのイメージで良い。
基礎は前方を見た時と変わらないので、そちらがすんなりとできた方であればわかるだろう。
それが後ろにも目をつけるということだ。
そして、前方と後方のイメージと合わせて、目を開けた状態でも同時に360°を見渡すことができればこの手法の基礎の完成だ。(上も多少見られるとなおよし)
目を開けた状態で見るにはどうしたらいいかというと…それはもう上手いこと通常の視野の上にイメージの視野を重ねるようにしてくれというしかないのである…
上達するには
上達の方向性には二種類ある。
・細部を再現できるようになる方向性
・広い範囲を見られるようにする方向性
これはどちらがいいかお好みになるが、タルパを見るというのが目的の場合は細部を再現する方向性のほうが向いているように思う。
ではどうするべきかというと、やはり自室にある物をできる限り細かに見られるように練習していくべきであろう。
慣れてきたら外を歩いているときに練習するのもとてもいい経験になる。電車やどこかのお店の中といったある程度限られた空間でのトレーニングがオススメだ。
広い範囲を見る方向性については、多ルパーさんが多少離れた位置にいる複数のタルパさんを同時に視認する際に使えるかと思う。
これはまず自室にいながら家の中の廊下や別室を見れるようにする(壁を抜いて見る)のが練習になる。
慣れてきたら壁のない野外を歩きながらとか、部屋の中から町内を見るとかがオススメだ。
タルパを見るには
ここまでの手法である程度トレーニングできた方であれば「今見えているイメージ上の視野の上にタルパを呼ぶ」ということができるようになっているのではないだろうか。
できないという方は、タルパをイメージで見ることも別で練習してやってみてほしい。(正直それができないことは想定していないのでそうとしか言えない。)
できれば視野360°法の一旦の完成といえる。おめでとうございます。
パッシブとアクティブについて
これはわたしが便宜上360°法をソナーに例えて呼称しているものである。
パッシブ360:ある程度無意識で出来る360°法
アクティブ360:意識して行う360°法
上記にて一旦の完成としたのは、おそらく皆様は最初アクティブ360でタルパをとらえているであろうと思われるからだ。
できる限り無意識である程度の範囲を見えるようにする=ほぼ常にタルパを見ることができるようになる、のである。
これができれば多くの方が望む「視覚化」となるだろう。
パッシブ360を習得するには、とにかく常に360°法を行うほかない。最初はエネルギーを使うだろうが、歩いている間でも、自転車で走っている間でも行い続けることでだんだん自然にできるようになる。
アクティブ360もそれに応じてどんどん練度が上がるだろう。
「常に行う」がカギだ。
※しかしながら筆者は何かに集中したりするときには意図してパッシブ360を切ることもある。もちろん作業中にまでやっておく必要はないのでそこは安心してほしい。
終わりに
後ろにも目をつけろの意味が分かってもらえただろうか。
目をつけるのも大事だが、実はその練習の方に意味があるのだ。
大変遠回りな方法にも見えるだろうが、イメージ力とそれを見る力が視覚化の重要ポイントだと思っているので、まずは見たものを見ることでその力をつけてほしい。
またタルパと生活するという特性上常にできるようにしておくことというのも求められるところであるだろう。
とにかく練習して、皆様もタルパとの快適な生活を手に入れてほしい。
正直この手法に関してはできるようになってから体系化したものなので説明不足の点もあるだろう。
なので質問があればTwitter(@5uZ4X)に突撃してほしい。