はじめに
オート化や視覚化といった大技を覚えるためには、それを何度も反復して慣れることが大切です。
しかし、そういった大技のみに集中して他の技を訓練しないままでは、かえって効率が悪いかもしれません。
この状況をわかりやすく、ドラクエのようなゲームに例えましょう。
あなたは魔王「オート化」を倒そうとしています。しかし、レベルを上げず、武器も買わず、何度も繰り返し復活して魔王と戦い続ける…
これはいわば、成長の手段を自分で制限する「縛りプレイ」と同じ状況です。(ただし、専念して鍛えることにも利点はあります。)
一般的には、同じ訓練を繰り返すほど成長は鈍化し、また飽きも来やすくなるということが知られています。
そこで私の方式が役に立ちます!
中ボスや強敵を倒すことで「じゅもん」を覚え、「武器」を手に入れ、ザコを倒して「レベル」を上げれば、どんなに強い敵でも倒せます。
その場で背伸びをするよりも、他所から足場を持ってきた方が早いのです。
つまり、大きな壁を乗り越えるにはあらゆる方面で鍛える(=スキルアップ)ことが最短ルート…というのが私の方式の理念です。
(基本理念について、他の事例の説明やサイト趣旨の『筆算に例えた説明』と一部に通った部分がありますので、そちらを参考にされても良いかと思います。)
用語の説明
タルパ用語
- タル活:タルパー活動
- 五感化:想像した対象(タルパなど)を、視覚化・聴覚化・嗅覚化・触覚化・味覚化すること。
- オート化:タルパを自動で喋らせること。(未→半→概→全と段階分けされることが多い。)
- ダイブ:脳内の世界に入ること(夢や空想に近い)
- 憑依:タルパに自分の体を使わせる。ただし様々な種類があるため、一概にこれとは言えない。
本気でタルパを作ろうと思っているまとめwikiを見てもらえると大体載ってます。
独自用語
- スキル:「巧妙さ」、「熟練度」、「技術」という意味。ここでは技術と同じ意味で使う。
- スキルツリー:ゲームでよく見られる、「剣術1」を習得→「剣術2」や「棒術1」が解放といった、樹形図のようにどんどん技を覚えていく仕組み。
- ピラミッド型成長:土台を増やすと、頂点が大きくなる。頂点を大きくすると、一緒に土台も増える。という夢のような成長方法。(自動で増える分には限度があるので、満遍なくやることが大事。)
- 壁:スポーツや勉強などあらゆる技術にみられる、大きなハードルのこと。ここを越えるか越えないかで技術レベルに違いが出てくる。
- 大技と小技:技術をさらに細かく分けた言い方。『重要な4要素の説明』及び『利点まとめ』を参照してください。
重要な4要素の説明
- 大ボス:タルパの成長度に大きく影響します。やり込みが必須な、いわゆる『大技』です。
例:オート化、五感化、憑依、ダイブ等 - 中ボス:タル活にそこそこ影響します。大技ですが、タル活するだけなら多少習熟するぐらいで良いです。
例:瞑想、霊感、暗示、イメージング、なりきり等 - 強敵:タルパー生活をより豊かで便利にしますが、大技ありきの存在です。いわゆる『小技』。
例:人によって多種多様。(魔法、予知、治療、イカサマ等々…タルパ/タルパーの個性とも言えます。) - ザコ敵:タルパに直接関わりませんが、基礎的人間力を高めます。
例:考え方を学ぶ(哲学、自己啓発)、思考力を高める(学習、問題解決)、想像力を養う(アニメ、妄想)、知識を身に付ける(読書、専門誌)、別の世界を知る(旅行)等
4要素に分けた理由
- 大ボス=オート化等を攻略するには、その行動パターン=技のコツを知ることが最重要です。これが、反復訓練が必要な理由です。
- 中ボス=暗示等を攻略しておくことで、武器や呪文=大技習得の糸口を手に入れることができます。あるのとないのとでは大違いです。
- 強敵=小技等を網羅すればするほど、タルパーとしての経験をより多く積むことができます。レベルの暴力は『どんな敵に対しても有効』です。
- ザコ敵=基礎的人間力を高めることは、ゲーマー力を高めることと同じです。ゲーマーと一般人では初めて遊んだゲームでも上手さが全然違いますよね?タルパをやる上で最重要ではないにしろ、鍛えて損になることはありません。
4要素を踏まえた訓練法
1.何度もコンテニュー
「オート化」をすると決めたら、「オート化」に専念するやり方です。最初は成長が早いですが、慣れてくると加速度的に鈍化していきます。
また、マンネリ化することでスランプや飽きがきます。
(例:『未オート→微オート→半オート』は簡単だが、『半オート→概オート』には数ヶ月〜数年かかる。)
2.有効な武器や技をゲット
「オート化」のために、「五感化」や「憑依」を学びます。足りない部分を効率よく補えますが、こちらもやり込みが必要です。
(例:憑依させることで、どこでも訓練ができるようにした。
五感化することで、コミュニケーションを通してタルパとより親密な関係を築いた。)
3.他のダンジョンを攻略
「オート化」とは直接関係ありませんが、「瞑想」や「暗示」など、小技として便利な技術に手を出してみます。短時間で多少の成長が見込めます。大技特有の『壁』を超えるのにほぼ必須です。
(例:暗示を利用して、タルパが存在すると自分に強く意識させた。
ダイブを利用して、夢の中でタルパとオート化の訓練を行った。)
4.別のゲームで遊ぶ
もはやタルパと関係ない領域です。しかし、「オート化」に必要なのはタルパーとしての技術だけではありません。当然、それらは人間としての思考力や想像力が基盤になっています。
この『基礎的人間力』を高めるためにも、たまには「哲学」や「アニメ視聴」など、新たな世界を知ることが必要です。
そういったものの存在を知っているだけでも、新たな発見が得られる可能性は飛躍的に高まります。
(例:原子論を学び、タルパを視覚化する際に原子から構成するようなイメージを使った。
哲学用語を利用して、タルパの人格をより詳細に作りこめた。)
利点まとめ
1.効率よく経験値をゲット!
沢山の技を学ぶのはいいけど、大事な大技を訓練できないのでは…?といった疑問があるかと思われます。ですが、それは逆です。
『大技をやる上で、それを補助するのが小技』と考えてください。やることは「小技を組み込んで、大技を訓練する」だけです。
・大技だけを訓練した経験値を100とすると、
・小技9で大技を訓練すれば総経験値は1000です!
『一度覚えれば、あとは自動で成長』、『経験値が増え、タルパーとしてのレベルも上がる』という一石二鳥が成り立つのです。
2.技の選り好みができる
苦手な技は後回し、得意な技だけ習得する…といった選り好みにも対応可能です。技の種類が莫大なお陰で特に不便はありませんし、得意な技を習得していくうちに「タルパーレベル」が上がり、苦手な技でも使えるようになっていきます。
苦手を今すぐ克服する必要はありません!
3.小技が成長すれば、大技も成長する
『大技をやる上で、それを補助するのが小技』と言ったことは忘れていませんよね?
その通り。小技が成長すれば、大技のクオリティが向上します!「設定を作り込むと、タルパの人格がより生き生きとする」が最たる例です。
しかし、忘れないで欲しいのは、『小技は一度覚えれば、自動で成長する』ということ。
目指すのは「大技の訓練」と「小技の習得」であり、「小技の訓練」は効率が悪いので余りお勧めしません。
4.スキル法の真骨頂!『スキルツリー』で『黄金サイクル』を回せ!
今まで紹介してきた利点だけでも一考の価値はある(あって欲しい)と思われますが、この方式の真骨頂は『スキルツリー』にあります。
4要素の説明の際『レベルの暴力はどんな敵に対しても有効』、『ピラミッド型成長』等々お伝えした通り…
習得した技が増えれば増えるほど、これから覚えられる技は増えるということです!
(例:瞑想を覚えたことで、ダイブの習得が可能になる
暗示を覚えたことで、プラセボ効果が使えるようになる)
また、ある程度技のレパートリーが増えてくると覚えた技を発展・改変することで「自作技」を作れるようになるため、ますます種類が増えます。
つまり、「技を覚える」→「上達する」→「他の技を覚える・開発する」→「上達する」…
の『黄金サイクル』を作ることがスキル法の真骨頂なのです。(ピラミッド型成長)
参考記事を投稿予定です。
5.「自己流」への発展
そしてスキル法最大の特徴として、「自己流」の存在が挙げられます。世には様々な方式でタルパの作り方を公開している人がいますが、そういった記事のいいとこ取りをすることで、自分に合った方式を作ることができるのです。
(私が「スキル法」を開発するにあたり、参考にした方々は数知れず。)
「自己流」が生まれれば、より効率よく訓練を重ねることが可能ですし、細部を更に改良していくことも可能です。
(私自身、練度が足りず未だ使えない大技・小技は百を下りません。これらが使えるようになった時、この「スキル法」の方式も更に進化する可能性があるのです。)
参考記事を投稿予定です。
6.「スキル法」の極致
この記事を見たことで「私もスキル法の考えを取り込んでみようかな?」と思ってくれた方の中には、数ヶ月後に「自己流を投稿しようかな」と考える方がいらっしゃるかも知れません。
それこそが「スキル法」の極致です!
「技」と言う形であらゆる理念・技術を取り込むことで、『皆が他者に学び、他者が皆に学ぶ』ことが容易になります。
それは、
「私が投稿する」→「あなたが見る」→「あなたが投稿する」→「私が見る」→「私が投稿する…
という世界規模のサイクルが構築されることに他なりません。
最後に一言。
お前も投稿するんだよ!