このサイトがなにか参考になれば幸いです。

あしめ屋について

あしめ屋の特色

うちの場合、タイプの異なる様々な思念体が存在しています。それぞれ個性や特性が大きく異なるだけでなく縦横の繋がりや主従関係、立場によって〇〇は出来るが××はできないなど複雑なルールも比較的多くあります。
そんな中でうちの特色は、「保持者の脳内環境にそれら思念体勢がごちゃ混ぜなまま同時に共存し、なおかつ一人もキャラがブレたり誰かの影に隠れたりすることが無いよう全員のキャラを立たせる」のに向いているやり方かと思います。

あしめ屋 思念体の内訳紹介

まずは簡単にうちの紹介を。
うちの場合、総勢12名程の思念体(保持者込)が居ます。常駐組はその内6名、時折8名。
数にすればなかなかのボリュームながら、実は実質的に意識している人数は最大でも二人分で十分だったりします。

どういうことかと言うと、12名のうちマスター格は3人(保持者込)、それ以外の思念体は全員それぞれ誰かの配下ということです。更に、配下の思念体はマスターの「核の1部を持っている」。その核というのがこの話の鍵になります。(後述)

つまりAという思念体(マスター格)がいるとすれば、その配下の思念体たちは全てAの事を理解していれば概ねわかるということです。A所有の思念体達はAの性格の一部分をより強調した性格をしているので、言動を見ることで(ああ、これはAの激しい部分の表れだな)などと想像することができます。逆に、Aの分からないところは彼ら配下の思念体達を観察することで相互補完することも出来たりします。

さらに分かりやすくするために、うちでは彼らの名前を純真、勇敢、上品などを外国語に置き換えることでそれらしくしました。なおかつマスターの意向で法則性を持たせ、誰の管理下にある思念体なのか名前で分かるようになってます。

(なお配下、管理下という若干不穏な言葉を使ってますが、例えるならマスター格の思念体「羊飼いの少女」が飼っている配下の思念体「羊A」「羊B」「牧羊犬」というように、その人物像を深堀するために付随する思念体たちというニュアンスです。羊飼いの少女がいたり、バイク大好きなライダーがいたり。羊飼いの羊や、ライダーのバイク(マジでそんな感じの乗り物系思念体がいる)というように誰に属するか一発で見分けられるのが重要。)

思念体の「核」について

先述の「核」について解説します。 例えば思念体の言動を想像する時、上手く想像ができない場合があると思います。それは想像力が足りないのではなく、言動を十分に想像するための下準備が整っていない場合があります。
想像がしやすいドラえもんで例え話をしましょう。

ドラえもんが好きな食べ物はご存知どら焼き。目の前にすればヨダレを垂らし、大喜びで食べる姿が想像できるでしょう。しかしそれがもしおにぎりだったら?カップ麺だったら?柏餅だったら?
ドラえもんをタルパにしたい時、いちいちおにぎりは好き、カップ麺はまあまあ好き、柏餅は嫌いというように食べ物全てに順位を設定しますか?そしてそれをあなたは必要な時に瞬間的に思い出し、設定に忠実に行動を予想することができますか?

予定してない選択肢が出てきた時にタルパの行動が想像が出来ない場合、それは想像力がないのではなく選択するための核……言い換えるなら判断基準が完成してないのです。今回のように別にどれを選んだところで(恐らく)大差がない場合、こういう「普通食べ物ではあまり深く悩まない」という設定ができるといえるでしょう。逆にどれかが大好き/大嫌いになるエピソードがあるなら、それに従うが自然です。食べてみたら美味かった、とかね。

ちなみにドラえもんはたぬきと呼ばれることが嫌いです。たぬきそばが選択肢にあがっていたら、食べたがらないかもしれません。例外を作る場合はこうしてもっともらしい理由を用意しておくと自分にとっても納得しやすく、記憶にも定着します。この場合「ドラえもんはたぬきと呼ばれることが嫌い」というのが核で、たぬきそばを避けようとした判断基準の由来です。

うちの思念体も同じこと。
Aはどういう経緯でこういう人柄になった、だとかどういう経験をしたから××は嫌い、でも〇〇は好き、など、自分にとって納得しやすい形で彼らの核/本質を理解しています。ストーリーに絡めるのは記憶に残りやすいので非常に有効でしょう。

そして核/本質が掴めていれば、たぬきそばの例のように連想が可能です。女の子らしいものが好きだからこの絵は好むだろうとか、こういう匂いは嫌いだろうとか。逆にあの子はこういう匂いがしそうだとか、怒ってもあんな言葉遣いはしないだろうとか。あとは、思念体たちの実際の行動や言動と照らし合わせてみて自分の予想が合っていたか外れたかを確認し、より本質の理解度を深めていきます。

まとめ

核や本質を理解していく事が納得につながり、納得出来れば疑わなくて済む。疑う余地をガリガリ減らしていく過程がオート化や五感化の訓練であり、タルパの存在の固定化に役立つのではないかと思います。

無論思念体を同時に意識する場合、もし所属も核もそれぞれバラバラの思念体達の一家だと難しいかもしれません。うちはマスター格の3人以外言語コミュニケーションを取らないという設定なので、対話シュミレートにおける脳への負担も大幅に減らせているという事情もあります。
仮にうちの思念体達はマスターの一部を持っていると考えている人であればいけるかもしれませんが、くれぐれも無理はしないように。

(あしめ屋 様 よりご寄稿頂きました)

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