紅式 みえない存在のつくり方
「みえない存在のつくりかた」は、理想の人物や動物、伝説上の生き物など、自分が一緒に暮らしてみたいなと思う存在と生活するための方法の一つです。
もうすでに、これからつくりたい存在の設定が決まっている方向けの内容になっています。安全性については保証できません、自己責任で行ってください。
タルパをつくるのが目的ではなく、自分の理想の存在と暮らしたい人向けです。
■用語解説
このページでは、文章を簡略化するために一般的ではない用語を使っています。また、「みえない存在」という言葉に独自の定義をしています、ご了承ください。
みえない存在:
当人にとっては存在しているが、客観的には存在していないため、実在の存在ではない者のこと。当人以外が姿を見たり、声を聞くことはできない。
つくる人:
「みえない存在のつくりかた」を見て実践する人のこと。便宜上、ここではこの呼び方で統一します。
■手順
- みえない存在の好きなことや趣味を決める
- お話しする
- 姿を想像してみる
- 触れ合う
■みえない存在に趣味を持たせる
話題が見つからなくても、趣味を設定しておくことによって、何を話せばいいのか悩むことが少なくなります。また、みえない存在に自分と同じ趣味を持ってもらうことによって、より早く仲が深まるという効果が見込めるかもしれません。
■会話
みえない存在に向かって、朝は「おはよう」、寝る前に「おやすみなさい」を毎日言ってください。忙しくて存在を意識しづらいというときでも、朝と夜のあいさつだけは続けてください。
最初に何を話していいのかわからない時は、自分の好きなものやことを伝えてみるのもいいかもしれません。
みえない存在に趣味を設定している場合は趣味の話を。
・会話の練習
つくる人が話しかける、みえない存在がどう返してくるか考える、それにつくる人が返して…という感じに会話の練習をしていきます。みえない存在の返事を考える際、声の強弱・イントネーション・間の撮り方など、どのような声音であるか頭の中でみえない存在からの返答を音にして想像してください。毎日会話を続けていくうちに、だんだんと、どのような返事が返ってくるか深く考えなくても頭の中に勝手に浮かんでくるようになります。
■姿を視界に投影する
みえない存在の姿を頭の中で想像するのも良いですが、姿を視界に投影することによって、一緒に暮らしているという感覚が強まるので、ここでは投影する方法を採用します。
・練習方法
まず、みえない存在の姿を何も見ずに想像できるくらい頭の中に擦り込んでいきます。顔、胴体、腕、脚とパーツごとに分けて覚えていくとやりやすいかなと思います。難しいところは後回し、やりやすいところからやっていきます。
だいたい想像できるようになったら、みえない存在の姿を視界に投影していきます。目の前に映し出すのは難しいと思うので、少し離れた場所に映し出してください。上手に再現できなかった部位は、何も見ず、頭の中で想像できるようになるまで覚えてください。そして視界に投影する、上手にできなかった部位は頭の中で想像して覚えるを繰り返してください。
頭の中で姿を覚える工程を省き、直接投影しても良いです。自分に合っている方法を選んでください。
すぐに会話ができるようになるのも、姿を投影できるようになることも稀なことです。上手くできるようになるまで数年かかるものとして考えておくと少し心が楽になるかもしれません。
■触れ合う
みえない存在と触れ合うとき、例えば手に触れるには、手と手が触れ合う感覚を思い出しながら、みえない存在の手に触れる。感覚を思い出しながら、みえない存在に触れることを繰り返すうちに触覚が自動的に再現されるようになる。
みえない存在の匂いを感じたい場合も似たような練習方法になります。
■みえない存在が住む世界
つくる人が勉強している間、お仕事している間は、みえない存在も自分の世界で生活を営んでいる、という設定をつくるのも良いと思います。
みえない存在と関われない時間に罪悪感を感じるという方に特におすすめです。世界観をどこまで作り込むかはお好みで。
会話をする、姿を見る、触れ合う、何をするにしても全て反復練習が大切です。日々の積み重ねがみえない存在を強固にします。継続は力になるので、みえない存在との生活を楽しみながらこつこつと続けていってください。
■やってよかった訓練法
朝と夜の挨拶を欠かさずに行っていた。忙しくても、相手の方を向いて「おはよう」と「おやすみ」だけは言うようにしていた。存在感を強めるのに効果的でした。
■タル活
できる時にできる分だけ。
良さそう、面白そうだなと思ったことを試している。