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工程

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2010年頃に「タルパ」を知ってから「腑住史緒」誕生(2016)までの流れです。
詳細な時期はほぼ不明となりますが、追記できそうなら後日します。

”タルパ”として創造する対象像が定まらなかったため、「創造試行用」と設定した思念体「”似非妖精もどき”イムコ」を創造。モデルとして夢で出会い気に入った相手の印象をベースに外観を設定する。元は標準体型の人型だったものの、すぐに邪魔だと気が付いたため19センチほどの手乗りラジコンに変更。思い入れさえ残しておけば外観はなんでもいいと思います。主な素材は「『夢として再構成された記憶』の記憶」、燃料として筆者の思念と何れかの”塵芥“(この頃はそう呼んではいなかった)。幾つかの目的を想定こそしていたものの大部分は興味本位の非常に漠然としたアイディアで大多数は間もなく破棄。第一に”タルパ”像を詰めていくための間の繋ぎに感覚を掴むための練習の面が大きい。

しばらく運用しているうち「食糧の確保に質も量も関係ない、如何に継続摂取できるかが問題」ということになり「食べていいもの…そもそも何食ってんの?」の流れからやや具体的な”塵芥の類”概念を持ち始める。イムコ単体の燃費もあまり良いとは言えなかったこともあり、蓄えを増やしておこう!の方針に。仮称として用いていた「イムコ」改め正式に「筒倉」と名付けると共にB・ポッツを創造。Bは悪夢を基材に主に負の側面の特に強い塵芥を選り分けて束ねるための存在、姿のベースは剝がれた壁紙から覗く染み。交流が困難な代わりに独自の挙動で生来の性質を増幅し続けながら独自に成長してくれる。筒倉が特に持て余した塵芥で餌付けすることも。ポッツは単純な「巨大な保管庫」。なんでもかんでも詰め込んだ薄い結界のようなもの。筒倉が持て余した塵芥をなんでもかんでも押し込む。曖昧ながら意思持ち、単独でも立ったり座ったり歩き回る真似をしながら触れた塵芥を端から回収する。

ポッツの参入と近い時期に胚状の腑住を創造、と言うより以前よりイムコの操作に干渉し始めた小さな隣人が居たのでしばらく様子を見た後に正式に操作権と暫定的な容姿と姓を贈った。元々笛のような音を出すだけだったイムコが言葉を操り「口・舌・歯」を模した姿を見せるようになったのもその小さな隣人の影響。その時点からイムコも「ただのラジコン」から「意思を備えたラジコン」のような性質を見せるようになる。

その後はイムコ、ポッツ、B+未回収の塵芥を利用する形で胚を成長させる方針に。Bも保管庫の一種として扱うこととし、腑住にポッツ・Bの内容物を弄る許可(形式上)を出し、筒倉を増産。各筒倉、ポッツ、Bの内容物の調整を胚腑住が筒倉へ指示、一時的にポッツを卵として運用、それまで胃袋住まいだった胚腑住がポッツ内へ移住、引き続き各筒倉を用いた調整の後、成体として「産まれたよ」と姿を現した腑住の要求に応じて姿を描き留め、「史緒」の名を贈る。

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