タルパと創作の違いとは?
このサイトの趣旨の部分にも書いてあるとおり、ネット上での「タルパとは何か」という部分にはかなり個人差があり、「創作キャラが自然に話し始める状態に近い」「あくまでも脳内の物、イマジナリーフレンドに近い」「オカルト現象として霊的なものを作っている」などなど様々な立場の人がおり、また、タルパに求めるリアリティの内容も人によってかなり異なります。そんな中で交流をしていると、
時には他人のタルパーとしての活動を見て「創作みたいだな」と思ったり「自分のタル活は創作活動のように見られている・あるいはただの創作であり自分はタルパを作れていないんじゃないか?」などの悩みが発生し、表題の問題「タルパと創作の違いとは?」にぶつかるひともいるかと思い、この記事を書くことにしました。
倉文式では、タルパと創作キャラは別の物として扱っています。そこの考え方を以下に書いていきます。
例え話になって申し訳ないのですが、まずは遊園地をイメージしてください。遊園地の中には着ぐるみのキャラクターがいます。着ぐるみには中の人がいますが、遊園地では着ぐるみから出て自己紹介したりは一般的にはしないですよね。遊園地の中ではキャラクターにはキャラクターの命があります。
創作キャラというのは、全てがそうとは言いませんが、基本的には遊園地=創作世界を作ってその中で生きさせる、あるいは作者が動かす、そういうものだと考えます。
一方でタルパは(倉文式の考え方では)「現実であなたと共に暮らすもの」です。タルパが生きている場所は遊園地の中ではなく、もっとあなたの生きている現実世界に沿った場所です。
まとめ
今回の例えは正直微妙ですし、ちょっと難しいかと思うのでへんな誤解で怒る人が居るかもなと思うので、しつこく整理しておくと
☆ うちの考え方では、創作とタルパは別物である
☆ タルパは現実であなたと暮らすもの、創作キャラは創作世界で暮らすもの
☆ タルパに中の人は居ない(タルパを動かすのはタルパ本人である←あるいはこの状態を目指しオート化訓練に勤しんでいる途中である)
ですから、自分のそばにいるものとしてタルパを作っているなら、その“設定”が厨二やファンタジーだからといって創作かもと悩む必要はないということです。
タルパに求めるリアリティーは人それぞれですから、もし本物の人間にかなり近い感じの見た目のタルパを作っている人がいたとしても、「うちのはうんこしません」「年取りません」「汚れません」「フケもでません」「優しくて完璧超人で私のことが常に絶対好きで何でも許してくれます」とか、そういうところはファンタジーにまみれているかもしれないものですし、見た目がアニメキャラのようだったとしても、その言動や精神面はとてもリアルな人間寄りかもしれないので、
まぁなんというか、他人にとやかく言われる筋合いはないものですし、あなたも他人のタルパがリアルじゃないとかそういうところを気にする意味はあまりないでしょう。他人が求めるリアリティってのは自分とは基準が違うわけですし、時には理解しがたいものです。
蛇足、タルパとなりきりとの違いは?
蛇足ですが、「なりきり」との違いについての考えも書いておこうかなと思います。
なりきりについてよく知らないのに書くのもなんだかなと迷ったのですが、書いちゃいます。なりきりは、その呼称からいって中の人(キャラクターとは別の人)が居るのが前提になっているのだろうと私は思っていて、先ほどの着ぐるみの例えをもう一度引っ張ってくると、「タルパの中のひとはタルパ本人である」という点でなりきりとタルパは違うと考えています。
タルパがTwitterのアカウントを運用していたりすると、「でもそれを打ち込んでいるのはタルパーでしょ?」となりかねないわけで、その点でなりきりとの違いに悩むパターンもあるかと思い、書いておきました。あまりオート化していないタルパがアカウントを運用している場合もあり得ますし、構造的にはなりきりに近いことになっているかもしれませんが、タルパが動かしているという触れ込みのアカウントは「物理的手法はともかくとして、タルパ本人が書いている」と見なされます。というか少なくとも私はそのように見なしています。
なので、タルパ垢で「実は全然オート化してませんでした。タルパなんて作れませんでした。アカウント消しますね!」などということがあると非常にショックです。可愛い生き物を眺めていたら、急に背中にチャックが開いて、中から出てきた知らない人が皮を脱ぎ捨てて引退宣言をしたような衝撃ですね。
(引退するなとは言いませんが、個人的な好みでいうと、そのような場合はひっそりとフェードアウトしてくれたほうがありがたいなと思っています)
イマジナリーフレンドとの違いは?ダイブ界住民との違いは?など疑問は尽きないと思いますが、その辺の考えはまた後日別記事に書こうと思っていますので、みなさんも各自で考えてみてください。