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憑依の練習はするべきか

憑依の練習はするべきか

憑依とは

タルパと一緒によく語られる技術に「憑依ひょうい」があります。
人によって憑依の指す内容に幅はあれど、概ね「タルパーの肉体をタルパが動かしたりして運用する。そのときタルパーの意識もそれなりにある」というような状況を指す言葉だと思います。(タルパーの意識がもっと薄くなるとか無くなるような状態は「交代」と称する人が多い気がするけどその辺の使い分けはあまり統一されてないように感じる)

使用状況の例と現状

例えば、タルパがTwitterアカウントを持っていてツイートをする場合、タルパが書きたいことを説明してタルパーが代理で入力作業や送信作業をするという方法と、「憑依」によってタルパが直接スマホやPCを操作するという方法があるわけです。
また、人によっては「タルパが憑依した状態で他の人間と通話を行ったり、日常的な仕事や作業をタルパがタルパーに代わって行う」なんてこともこなしていることがあります。

タルパーになる入り口は様々なので、この憑依行為に対してかなり驚いてしまう人もいれば、もともとIFなどと無意識に行っておりあまり違和感なくできてしまう人、人格交代をしやすいなどの素養がもともとある人など、同じタルパーを名乗っている中にも色々な人がおり、憑依行為に対して積極的に行っていたり、回避していたり、どう思っているか、かなり意見の分かれるところだと思います。

憑依をできた方が良いか?

私の考えとしては、憑依をできた方が良いかあるいはやらない方が良いのかは、もう完全に好みとか適正とかそういう問題だと思っていて「できた方が優れているとかタルパが成長したらみんなできるとかいう種類のものではないし、逆に危ないから絶対やらない方がよいとかそういう物でもない」という意見です。

やろうと思ってなくても起こる人には起こるし、やりたきゃ挑戦すればいいし、無理してやろうとする必要もないし、できないからって困ってないなら気にする必要もない。という考えで居ます。

憑依の安全性

正直言って安全性についてはよくわかりません。タルパを作ることで交代人格が生まれてしまうとか人生を乗っ取られるのではないかというのを心配する人が一定数いるようですが、憑依がそれを助長するかどうかをはっきり言える根拠になるものを見たことが無いですし、あんまり心配ならあえてやる必要は無いので「うちは憑依は禁止のルールにします」と決めて、やらないようにするのが安心かと思います。

(もしも自分のタルパがルールを守ってくれなかったらどうしよう。とかその辺が物凄い恐怖になるという人は、そもそもタルパを作るのをやめておいた方がいいかもしれません。タルパを自分とは完全に別個の他人として生み出そうとすることと、すべてを制御下に置いて万全の安心を得ることってたぶん相反しているので、タルパの成長に伴って発生するオート化によるブレを受け入れられず苦しむか、タルパの言動を完全に制御はできないという不安で爆発してしまうと思います。)タルパの完全なオート化を目指さないタルパーという在り方も個人的にはアリだと思っていて、そのことに関して別記事を書いてありますので興味のある人は読んでください。(→タルパを作るにあたってオート化は絶対目指さなければならないものか?

安心の根拠になるかは微妙ですが、私がツイッターを数年やっていた中で、タルパが人格交代に発展して人生がめちゃくちゃになった!という例は見かけていません(もともと交代人格がいたなどの素養が無いタイプの場合)。ただ、全員のことを知っているわけではないですし、おかしくなった人はツイッターをできなくなって見えなくなっているだけかもしれませんし、どっちにしろその辺はなんとも言えないですね。

あと、見た感じ、憑依的なことが起こりやすいかどうかにかなり個人差があるぽいので、心配してもそもそも憑依の起こらない人も居ると思います。それをあえて練習してどうにか物にしようとするかどうかは完全に好みの問題だろうと思います。

憑依のメリット・デメリット

メリット

  • タルパが物質世界の物に触れたり使ったりがよりダイレクトにできる
  • タルパがより直接的に他の人間や他ルパと交流できる
  • タルパがツイ廃だったとき代筆よりもラグが少なく楽(たぶん)

デメリット

  • タルパー以外の他人に説明しづらい
  • 安全性に関する不安要素
  • 憑依中のタルパー側の記憶が薄くなるとかそういうこともあるかもしれない(個人差ありそう)

倉文は憑依を行っているのか?

憑依をしているという自覚はなかったが、タルパを作ってある程度オート化した時点(1年くらい)でタルパにほかのタルパーさんやタルパさんとのチャットをさせたり、ツイッターのアカウントを持たせたりしており、そのとき書き込む際にいちいち代筆などの手順を踏んでいなかったので、たぶん無意識に憑依的なことは行っている。

子供の頃IFが現役だった頃も、当時別にに交代しているなどの認識はなかったが、今考えると主に学校生活などで苦手な時間を過ごすのに精神的に肩代わりをしてもらうようなことはしていた……ので、タルパに対してもそういう憑依的なことに対してあまり違和感がなかったのだと思う。

ただしツイッターでタルパの憑依という概念を知ってから、あえて意識的に憑依で何かしてもらうみたいな試みを積極的に行っていた時期(憑依通話や憑依状態で片付けをしてもらうなど)もある。カラオケで交代してみる遊びもたまにしている。実用というよりは好奇心のためや遊びの一環として行っている。

私の憑依に対する感想

よく話に聞く人格交代のように交代中の記憶がすっぱり無くなる(健忘的な)ということは無いが、なんとなく記憶が薄くなるというような感覚はある。何かのショックでぼーっとしているような離人感みたいなのに少し近いような気もする(私の思っている離人感が本当に一般的に言う離人感なのかちょっと自信がないです)。自分が身体に対して少し後ろに下がっているような感覚が発生したりするけど気のせいかもしれない。
ツイッターをタルパが弄ってる程度の動作だと離人感めいたものは起こらない(タルパが自分と同じ位置にいるか、タルパが全然違うところにいるがスマホは弄っているという位置情報バグ状態になったりする)。歩き回るとか動作が大きくなると変な感じが発生しがちのような……。
なお、部屋を片付けてもらうとどこに何をしまったか分からなくなりやすくあまり良くなかった。

あと、もっと根本的な問題なんですが、私はタルパに同居人や観賞用生物としての要素を求めているので、憑依状態になってしまうとなんというか意味ないです(外に居てもらわないと微妙)。結果的に憑依的なことが起こっているだけで、私の場合は積極的に目的にするような行為ではないなーというのが感想です。

憑依の方法

私は無意識にやってたので特定の手順を踏んでおらず、いつもノリと雰囲気で行っているので、よくわからない。参考にならずすみません。
他のタルパーさんの話を聞いていると、決まった手順を用意しているひとも結構おり、個人的にはもし憑依をやるなら「いつもの手順」はあったほうが意識の切り替えがはっきりして安全性が高まりそうに思えるし、これからあえて訓練したり取り組もうとするなら手順を用意したほうがいいんじゃないかなと思います。
自分の背中にチャックがあってそこから入ってもらうとか、タルパと手をつなぐなどの手順を使っている話は見かけたことがある気がします。おそらくこれも自分の納得感が大事なので、かっこよくて憑依に繋げやすそうな良い感じの動作などを手順に定めるのがいいんじゃないかと思います。

あえて面倒な手順にして日常的に気軽に行わないようにするとかもできるかもしれませんね。
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